一位一刀彫製作風景
昔からの伝統の工法で、一品一品手作り、
ダイナミックに彫り、形にします。
そして、繊細な仕上げへ・・・・
原木から作品へ
イチイの原木は、飛騨一位一刀彫協同組合によって共同購入・分配後、各組合員の倉庫で自然乾燥され、作品となる日を待ちます。
木取りから、仕上げまで丹念に職人の手によって作品になっていきます。
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原木 |
一位材の原木です。 |
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木取り |
木目や赤太、白太の状態を見極め、ノコギリやナタで下ごしらえをします。 |
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荒取り |
作品のイメージを膨らませ、大まかな輪郭を作っていきます。 |
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荒彫り |
ダイナミックに彫り、作品のイメージを形にします。 |
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中彫り |
大小様々なノミを駆使し、全体のバランスを考えながら部分を掘り出していきます。 |
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仕上げ彫り |
繊細なタッチで、すみずみまで仕上げていきます。 |
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ロー仕上げ |
丹念に磨き上げ、作品に命を吹き込みます。 |
一位一刀彫は、ものづくりの心の伝承
時の流れと共に作風・技法が変わり、また、イチイという優れた素材を原点にし、新たな素材を取り入れ使用材料の幅が広がり、一位一刀彫は変貌していきます。
しかし、「ものづくりの心」はいつまでも変わることなく過去から現在、未来に継承されていくものです。それが、一位一刀彫が時代を超えて愛されてきた理由であり、一位一刀彫の真の姿なのでしょう。
一位一刀彫は「ものづくりの心」を愛する人々によって、今まで以上に愛され、未来に継承されていくことを願うものです。